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「BeesWax COCOBEE」は 国産未晒し蜜蠟と 有機ココナッツオイルを主成分とした植物オイルのオリジナルブレンドオイルから作られており、食品や化粧品の材料として使われる材料のみを使用しておりますので、人に優しいWAXです。
蜜蝋をギターに使用する事に賛否あり、特にビンテージギターにおいては抵抗を示される方もいらっしゃるのも事実です。否定される方の多くの理由が、(蜜蝋が強硬な膜を作り、固めてしまう。つまり塗装するような物だから)ということです。
そこも含め、ギターの指板保護を目的に開発を進めるにあたり科学的根拠を探り「ヨウ素価」に注目しました。
「ヨウ素価」とは、酸化のしやすさ(すなわち劣化や硬化等)を示す目安の数値でもあり、油種により異なります。また 使用用途により酸化する事が良いか悪いかは判断の別れるところです。
ギター指板等の未塗装面に使用する事を前提に考察しますと、酸化しやすい油は長期保存時油が固着したり金属が錆びたりする原因になりますので、避けなければなりません。この「ヨウ素価」の数値で 油を3つの種類に分類する事が出来ます。
ヨウ素価100以下を不乾性油と呼び酸化しにくく保湿力の高い油です。ヨウ素価130以上を乾性油と呼び酸化しやすく油絵具や木製家具の保護等に使われる事が多い油種です。そしてその間が半乾性油と呼ばれる油種となります。
楽器用として販売されている蜜蝋ワックスの多くがホホバオイルを使用していますが、ホホバオイルのヨウ素価は78(±5)と不乾性油であり、ギター等には適した油と言えますが、他のオイルとブレンドする事で、酸化しやすくなる可能性もあります。また有名なレモンオイルについては柑橘系の酸の効果で汚れを落とす能力は高いものの保湿性が弱く酸化は避けれず、金属部分や指板、接着剤に悪影響を与えると言われており、大手老舗ギターメーカーであるMartinやGibsonはハッキリとレモンオイルを推奨しないと言っています。一方当製品の主成分であるココナッツオイルは ヨウ素価12(±5)と圧倒的に酸化しにくいオイルと言えます。
余談ですが、TOTOのギタリスト スティーブルカサーはギターメンテにココナッツオイルを使用している事で有名です。
参考までに 主な植物油のヨウ素価の目安は下記の通りです。
ココナッツオイル 12(±5)
ホホバオイル 78(±5)
レモンオイル 110(±5)
クルミ油 140(±5)
亜麻仁油・えごま油 190~
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